バンダナの歴史を紐解くと、かつての労働者たちのタフな日常に行き着く。汗を拭い、埃を防ぐ道具として炭鉱夫や農夫たちに愛用されていたワークウェアの必需品だった。実用重視のタフな道具が、やがてファッションとしてのアイデンティティを獲得していく経過は実に興味深い。
特に伝統的なペイズリー柄は、伝統的なアメカジスタイルの象徴として世界中に広まった。ヴィンテージのリーバイスのデニムジャケットやジーンズのバックポケットに、赤や青のバンダナをさりげなく挿し込むスタイルは、いつの時代も男心をくすぐる定番の着こなしだ。粗野なファブリックと美しい柄のコントラストが、独特の味わいを醸し出す。