ロングブレスは、腹直筋や腹横筋といった深層筋を強く意識しながら深く息を吸い、一気に息を吐き出すトレーニングだ。代謝向上や姿勢改善が期待できる一方で、息を吐き出す際に全身へ過剰な圧力をかける点が大きな盲点となっている。
強く息を吐き出そうとするあまり胸腔内の圧力が過度に高まると、脳への酸素供給が一瞬途絶え、激しいめまいや酸欠症状を引き起こす。さらに、お腹に力を入れすぎることで背骨や腰椎に無理な負担がかかり、急性の腰痛や既存の腰痛の悪化を招くケースも報告されている。正しく行えば効果的なエクササイズだが、力任せの実践は極めて危険だ。