近年の思考力重視の潮流は、各種試験の出題傾向にも顕著に現れている。大学入学共通テストをはじめ、公益財団法人日本数学検定協会が実施する数検などでも、単純な公式の当てはめだけでは解けない工夫された図形問題が増加した。
例えば、半球をさらに半分(1/4球)に切断した立体の表面積を求めさせる問題や、円柱や円錐と組み合わされた複合立体の求積問題が頻出している。こうした応用問題で試されるのは、「どこが新しい表面として現れたか」を正確にカウントする力だ。
底面だけでなく、切断面の扇形や長方形を見落とさない観察力。これこそが、ハイレベルな試験で高得点を叩き出すための必須条件と言える。