気管支や喉に炎症が生じると、息を通すたびに「ゼーゼー」「ヒューヒュー」といった音が混じる。これが喘鳴と呼ばれる症状だ。さらに状態が悪化すると、息を吸い込むタイミングで胸の肋骨の間や喉元が大きく凹む陥没呼吸が現れる。
ベテランの小児科医は「陥没呼吸や喘鳴が顕著に確認できる場合、体内の酸素量が著しく低下しているおそれがある」と警鐘を鳴らす。胸やお腹の激しい上下運動に伴って「ヒッヒッヒッ」という音が連続する場合、気道内腔が狭窄しているサインだ。自家用車での受診を待たず、迷わず救急車を呼ぶべき局面と言える。