日本女子三段跳び界において、14メートルの大台突破は長年の悲願であり、世界トップレベルへ躍進するための絶対条件とされる。彼女はその境界線を越える最右翼として、フィジカル面の大胆な肉体改造に取り組んできた。ウエイトトレーニングによる体幹の強化はもちろん、接地時の強烈な衝撃に負けない足首と股関節の強靭化を徹底的に推進している。
三段跳びは、踏み切るたびに自重の数倍もの負荷が身体にかかる過酷な種目だ。その衝撃を殺さず前方への推進力へと効率よく転換させるため、最新のバイオメカニクスデータを駆使したアプローチも導入した。筋力増強と柔軟性の維持を高次元で両立させることで、後半のステップからジャンプにかけての減速を最小限に抑える走法が完成に近づいている。