オフィスやコンビニエンスストアの複合機でA4原稿をA5に縮小、あるいはA5原稿をA4に拡大する際、プリセットのボタンを押すだけで自動調整されますが、具体的な倍率を頭に入れておくとミスプリントを劇的に減らせます。
面積比が2倍・2分の1になる関係上、長さを求める計算式は「√2倍」または「1/√2倍」となります。したがって、A4からA5への縮小倍率は約71%(正確値:70.71%)、A5からA4への拡大倍率は約141%(正確値:141.42%)です。
実務上の注意点として、A4用紙の印刷設定でよくあるトラブルが「2in1(割付印刷)」機能です。A4原稿2ページ分を1枚のA4用紙に並べて印刷すると、それぞれのページは自動的にA5サイズ(71%縮小)となって出力されます。文字フォントが10.5ptから約7.4ptまで小さくなるため、注記やグラフの凡例が視認性を保てるか事前にプレビューで確認することが欠かせません。
また、コピー用紙の規格(JIS / ISO)において、日本国内ではほぼ完全にISO準拠のA判・B判が定着していますが、北米圏のドキュメント(レターサイズ:215.9 × 279.4mm)をそのままA4やA5に印刷しようとすると、上下左右に予期せぬ余白が生じたり、端のテキストが切れたりする事故が起こります。海外製PDFを印刷する場合は「用紙サイズに合わせて縮小」にチェックが入っているかを必ず確認してください。