ストレッチそのものが悪影響を及ぼすわけではありません。重要なのは「動的ストレッチ」と「静的ストレッチ」の使い分けです。筋トレ前と筋トレ後では、身体が求めている刺激とケアの目的が大きく異なります。
筋トレ前に行うべき動的ストレッチ(ダイナミックストレッチ)は、関節を大きく動かしながら心拍数を上げ、筋肉の温度(筋温)を高めることを目的としています。筋肉と神経の連動性を高めるため、重いウェイトを扱う際のパフォーマンス向上に直結します。
一方で、筋トレ後に行うストレッチの違いとしては、酷使した筋肉の緊張をほぐし、興奮した副交感神経を優位にしてリカバリーを早める「静的ストレッチ」が最適です。つまり、「運動前は動的でスイッチを入れ、運動後は静的でリセットする」という役割分担がトレーニング成果を最大化する絶対ルールとなります。