テニス経験者が初めてピックルボールを体験すると、その取り回しの良さと戦略性の違いに驚くケースが少なくありません。両者の最大の違いは、プレイエリアの広さと使用用具の構造にあります。
ピックルボールのコートサイズは幅6.10m×長さ13.41mで、バドミントンのダブルスコートと全く同じ寸法です。テニスコート(ダブルスで幅10.97m×長さ23.77m)と比較すると約3分の1の面積しかありません。守備範囲がコンパクトなため、激しいダッシュを繰り返す必要がなく、膝や腰への負担を大幅に軽減できます。
また、テニスラケットのようにガット(ストリング)を張っておらず、卓球のラケットを一回り大きくしたようなソリッドなパドルを使用します。ボールが当たった瞬間の反発がマイルドでコントロールしやすく、相手の強打をブロックしてネット際に落とす「ディンク」と呼ばれる繊細なドロップショットが勝敗を分ける鍵になります。