排便回数がどれほど正常であっても、便の色や全身状態に特定の兆候が現れた場合は、迷わず専門医の診断を受けなければなりません。特に新生児 血便 白いうんち 危険サインは、外科的処置や緊急治療を要する重篤な小児疾患のシグナルである可能性を秘めています。
小児医療において直ちに精査が求められる絶対的な危険サインは、以下の3色です。
- 白・クリーム色・薄い灰色:最も警戒すべきは先天性の難病である「胆道閉鎖症(たんどうへいさしょう)」です。肝臓から十二指腸へ胆汁を運ぶ胆管が塞がる病気で、早期に手術(葛西手術)を行わなければ肝不全に進行します。母子健康手帳に必ず添付されている「便色カラーカード」の1〜3番に該当する白っぽい便が出た場合は、便の付いたオムツを持参して直ちに小児科を受診してください。
- 黒・タール色:生後数日の胎便を過ぎた後に、コーヒーの出がらしのような真っ黒な便やタール状の便が出た場合、胃や十二指腸などの上部消化管からの出血(新生児メレナなど)が疑われます。
- 赤・血便:便全体が真っ赤、あるいはイチゴジャムのような粘液便が排出された場合、腸が重なり合って血流障害を起こす「腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)」や重度の細菌性腸炎、ミルクアレルギー(新生児・乳児食物蛋白誘発性胃腸症)のリスクがあります。激しく泣いてはぐったりすることを繰り返す場合は救急受診が必要です。なお、便の表面に針の先ほどの微小な血の筋が付着している程度であれば、排便時のいきみで肛門上皮が切れた「切れ痔」であるケースが多く、経過観察可能な場合もあります。
色以外の新生児 うんち 受診の目安としては、「噴水のように母乳・ミルクを大量に吐き戻す」「お腹が太鼓のようにパンパンに張り、触ると痛がって泣き叫ぶ」「38度以上の発熱がある」「おしっこが半日以上出ておらず、唇が乾燥して活気がない(脱水症状)」といった全身兆候が併発しているかどうかが、即日受診を見極める決定的な境界線となります。