ベースメイク選びは年齢による肌質の変化や、性別ごとの皮脂分泌特性によっても正解が枝分かれします。
40代・50代のエイジング世代において最も起こりやすい失敗が、「シミを隠したいからとBBクリームを厚塗りし、かえって目尻のシワやほうれい線を目立たせてしまう現象」です。年齢を重ねた肌には、高保湿成分(ナイアシンアミド、セラミド、ヒアルロン酸など)を豊富に含んだCCクリームが強力な味方になります。光の散乱でシワの影をカモフラージュするソフトフォーカス効果を活用することで、素肌が若々しく呼吸しているかのようなハリ感を演出できます。
価格帯の選び方については、プチプラとデパコスの成分設計の違いを把握しておくと無駄な出費を防げます。
ドラッグストアで手に入る1,000円〜2,000円台のプチプラBBクリームは、カバー力と耐久性に特化した処方が多く、皮脂吸着パウダーがしっかり配合されています。日常使いや通勤時の時短アイテムとして極めてコストパフォーマンスが高いです。対して4,000円〜8,000円超のデパコス製品は、美容液級のスキンケア基剤と極小粒径ピグメントを採用しており、塗布後8時間以上経過した夕方のくすみ防止や、上品なツヤの持続力において明確な差別化が図られています。
また、急速に需要が拡大しているメンズ市場においても、BBとCCの使い分けが重要視されています。男性は女性に比べて皮脂量が約2〜3倍多く、水分量は半分以下という特性があります。メンズBBクリームは「青髭やニキビ跡、毛穴をマットにカバーする」設計が主流ですが、メイクをしている事実を周囲に悟られたくない男性の間では、テカリを抑えて自然な清潔感を宿す「メンズCCクリーム」の支持が急上昇しています。