肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれる。ダメージを受けても限界まで悲鳴を上げない。そのため、異変に気づいた時には症状が深刻化しているケースが後を絶たない。
わずかなサインを見逃さないために注視すべきは、定期健康診断における「ALT(GPT)」「AST(GOT)」「γ-GTP」の数値だ。これらが基準値を超えて上昇している場合、肝細胞が壊れ出している証拠である。日常の体調変化としては、以下のような症状が前兆として現れることがある。
・だるさが抜けず、朝起き上がるのが辛い
・食欲が減退し、軽い吐き気が続く
・尿の色が紅茶のように濃くなる
・白目や皮膚がかすかに黄色く見える(黄疸)
これらの変化を感じたら、単なる疲労と片付けず、速やかに医療機関を受診すべきだ。