彼らの世界進出を決定づけた契機は、米国の国民的オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント(America's Got Talent / AGT)』への出演でした。
辛口審査員として知られるサイモン・コーウェルをはじめとする審査員団の前に、揃いの衣装で登場した彼らは、クイーンのフレディ・マーキュリーやスーパーマリオ、映画のアイコン的シーンを瞬時に肉体で構築。その圧倒的なスピード感とバカバカしくも芸術的な完成度に、会場はスタンディングオベーションに包まれました。サイモンが「これぞ純粋なエンターテインメントだ」と賛辞を送り、見事4つの「YES」を獲得した映像は、放送直後から世界中で拡散されました。
海外ファンの反応を検証すると、単に「面白い」というレベルを超え、「肉体を使った極限のミニマリズム」「日本の職人芸的な精密さとユーモアの融合」として高く評価されていることがわかります。言葉による説明を一切排除した「ノンバーバル(非言語)コメディ」の普遍性が、国境や文化、人種の違いを容易に飛び越えた証左と言えます。