冷蔵庫の水抜きを忘れると運搬拒否?前日の正しい手順と失敗の真相

冷蔵庫の水抜きを忘れると運搬拒否?前日の正しい手順と失敗の真相

冷蔵庫の水抜きを忘れると運搬拒否?前日の正しい手順と失敗の真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

引っ越しの直前になって「冷蔵庫の水抜きを忘れると運搬拒否される」という警告を耳にし、慌てる方は少なくありません。結論から申し上げますと、水抜きや霜取りが完了していない冷蔵庫は、当日の現場判断で積み込みを拒絶される可能性が極めて高いのが実態です。国土交通省が告示する「標準引越運送約款」において、事業者は荷物が運送に適さない状態である場合や、他の荷物に損害を及ぼす恐れがある場合に引き受けを拒絶、もしくは状態の改善を要求できると定められているためです。

実際に引っ越し冷蔵庫運搬拒否トラブルへ発展する最大の要因は、トラック走行中の揺れによる「汚水の流出」です。冷蔵庫内部には、普段の運転中に空気中の湿気が凍りついた大量の霜が潜んでいます。電源を入れたままトラックへ積み込んだり、霜が溶けきっていない状態で傾けて搬出したりすると、溶け出した水が通気口や背面スリットから一気に噴き出します。

その結果、同じコンテナに混載された高級家具、段ボール箱に入った衣類や精密機械を水浸しにしてしまう事故が発生します。引越会社の賠償責任保険は、依頼主側の明らかな準備不足・過失に起因する事故に対して適用外となるケースがあり、数十万円規模の損害賠償責任を個人が負わされるリスクすら存在します。これこそが、冷蔵庫水抜きしないとどうなる理由の最も深刻な側面です。

さらに見過ごせないのが、冷蔵庫自体の致命的な故障リスクです。漏れ出た水分が電子基板やインバーター回路に浸水すると、新居で通電した瞬間にショートし、コンプレッサーが完全に破損します。修理費用として4万円〜8万円以上の出費を強いられる、あるいは新居初日から買い替えを余儀なくされるケースも珍しくありません。

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。