日常会話で何気なく使われる「一姫二太郎」ですが、一姫二太郎の意味を「女の子が1人、男の子が2人の計3人きょうだい」だと解釈している人が一定数存在します。文化庁が過去に実施した「国語に関する世論調査」などの言語意識調査を見ても、全体の約3割以上が誤った解釈を選択している実態が浮き彫りになっています。
正しくは「1人目に女の子が生まれ、2人目に男の子が生まれる順番」を指し、子どもの総数ではなく出生順序の妙を表現した言葉です。文字通り「一=1番目の子」「二=2番目の子」を指しているにもかかわらず、「姫が1人、太郎が2人」という人数のカウントとして記憶してしまうケースが後を絶ちません。
こうした一姫二太郎の勘違いが定着した背景には、「太郎」という呼称が男児の総称として強く認識されている点に加え、昭和後期から平成にかけて「子どもは2〜3人」という家族観が一般化したことが影響しています。まずは「女・男の2人きょうだいの順序」を指す表現であることを正確に押さえておく必要があります。