神栖の花火に関して、ネット上の情報やSNSの口コミで散見される誤解を正しておく必要があります。
最大の誤認は「神栖は高いビルがない平坦な地形だから、市内のどこからでも花火が見える」という言説です。確かに神栖市一帯は関東平野特有の低地ですが、打ち上げ場所となる神栖中央公園の周囲には大型ロードサイド店舗、物流倉庫、防風林が密集しています。低空で炸裂するスターマインや音楽連動型の演出花火は、少し位置がズレるだけで建物の死角に隠れてしまい、音だけが響いて火花が一切見えないという事態が起こり得ます。
もう一つの盲点は「東京方面からの高速バス利用」に関する油断です。東京駅八重洲口から神栖方面へ向かう高速バス「鹿島号」は極めて便利ですが、当日の夕方以降は東関東自動車道の潮来IC出口および神栖市内停留所付近で渋滞に巻き込まれ、定刻より30分〜1時間以上の遅延が発生することが通例です。高速バスを利用する場合は、午後早い便で現地入りする余裕を持った計画が求められます。