慶應義塾大学を受験する上で、絶対に避けて通れない最大の関門が慶応大学小論文対策と配点です。私立大学の多くが国語(現代文・古文・漢文)を課すなか、慶應は文学部を含め、ほぼすべての一般選抜で国語の代わりに「小論文」または「論述力試験」を課しています。
この小論文には以下のような特徴があり、合否のキャスティングボードを握っています。
- 足切り(段階選抜)の存在:法学部や経済学部などでは、英語や地歴・数学の第1段階得点が一定基準に達していない場合、小論文の採点すら行われずに不合格となる足切りシステムが存在。
- 配点比率の高さ:法学部で400点中100点(25%)、SFCでは400点中200点(50%)を小論文が占めており、学科試験が合格者平均であっても小論文の出来次第で一発逆転、あるいは一発不合格が日常茶飯事。
- 学部ごとの出題テーマの専門性:経済学部なら市場原理や統計データ読み解き、法学部なら規範意識や公共哲学、SFCなら問題発見・解決の構想力が問われる。
国公立大学との併願を検討している受験生にとって、慶応大学共通テストボーダー得点率(国公立志望者の共通テスト目安である85%〜90%超の学力)を持つ層であっても、慶應特有の小論文対策を怠った結果、不合格となるケースは枚挙にいとまがありません。秋以降の過去問演習において、専門の指導者による添削指導をどれだけ積み重ねられるかが決定打となります。