公道で遭遇する「馬のエンブレム」を持つ車は、その造形やたたずまいによって正体がはっきりと分かれます。多くのドライバーが目撃して検索に至る代表的な外国車馬マークの正体は、主に以下の3ブランドに集約されます。
第1の存在は、イタリアが世界に誇るスーパースポーツカーの最高峰フェラーリです。黄色の盾や長方形のプレートの中で、後ろ足2本で力強く立ち上がる黒い跳ね馬は、イタリア語で「カヴァッリーノ・ランパンテ(Cavallino Rampante)」と呼ばれます。圧倒的な排気音とともに走り去る車体価格数千万円クラスのスーパースポーツに見られる紋章です。
第2の存在が、ドイツ屈指のスポーツカーメーカーであるポルシェです。「911」や「マカン」「カイエン」といった名車のボンネット先端に鎮座するエンブレムの中央にも、フェラーリと酷似した跳ね馬が刻まれています。ただし、こちらは金・赤・黒の複雑な紋章(クレスト)の一部として配置されているのが特徴です。
そして第3の存在が、アメリカの自動車大手フォードが展開する伝説的マッスルカー、フォード・マスタングです。フェラーリやポルシェが垂直に立ち上がるのに対し、マスタングのエンブレムは「左方向へ全速力で駆ける野生馬」の姿を描いています。走る馬の車マークの正体を追う人の多くが、この迫力あるクーペに行き着きます。