歴史を振り返れば、アデランス歴代TVCMシリーズには日本のエンターテインメント界を牽引する大物たちが名を連ねている。かつてダンディズムの代名詞としてお茶の間を魅了した船越英一郎は、誠実で頼りがいのある印象をブランドに根付かせた立役者の一人だ。重厚な演技派として知られる遠藤憲一も、その独特のコワモテな魅力を絶妙なユーモアへと転換させ、親しみやすさを生み出すことに成功した。
時代ごとに投入されるテレビコマーシャルは、単なる宣伝にとどまらず、当時の社会情勢や男性の美意識の移り変わりを色濃く反映してきた。大物俳優たちが魅せるチャーミングな一面や格好良さは、髪に対する悩みを「隠すもの」から「ポジティブに魅せるもの」へと意識改革させる大きな推進力となったのである。