衆議院本会議で議長が「解散詔書」を読み上げた直後、議場にいる議員たちが一斉に両手を挙げて「万歳!」と三唱する光景は、ニュースでもおなじみです。「失職するのになぜ喜んでいるのか?」と疑問に思う有権者も少なくありません。
この万歳の由来には諸説ありますが、主に以下の3つの背景が語られています。
- 出陣の鬨(とき)の声:選挙という厳しい戦いに向かうにあたり、自陣営の士気を高めるための儀礼的慣習。
- 天皇の詔勅に対する敬意:大日本帝国憲法時代、天皇の命令(詔勅)を拝受した際に敬意を表して万歳を唱えた名残。
- やけくその意思表示:議席を失う覚悟を決め、一種の開き直りとして叫ぶ感情的な発露。
なお、この万歳三唱は法的な決まりや国会規則に基づくものではなく、長年の慣習に過ぎません。近年では「大義なき解散に対する抗議」として万歳を拒否し、着席したまま腕組みを貫く議員の姿も見られるようになっています。