雲海に浮かぶ天空の古刹へ!西山善峯寺で巡る絶景と秘仏の旅

雲海に浮かぶ天空の古刹へ!西山善峯寺で巡る絶景と秘仏の旅

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応仁の乱で多くの堂宇を焼失した善峯寺が、現在見られる見事な伽藍を取り戻した背景には、ひとりの女性の存在がある。江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の生母である桂昌院(お玉の方)だ。京都の町人の娘から将軍の母へと上り詰めた彼女は、善峯寺を深く崇敬し、本堂や多宝塔、鐘楼堂などの再建に莫大な寄進を行った。現在も「玉の輿」の語源ゆかりの地として、開運や出世を願う参拝者が後を絶たない。

注目したいのは、桂昌院の念持仏とされる秘仏の存在だ。本堂奥深くに祀られた不動明王やゆかりの寺宝群は、特定の特別公開期間にのみその姿を現す。威厳に満ちたその佇まいと、幾多の歴史の荒波を越えてきた木肌の質感は、見る者の心を強く揺さぶる。特別な祈りの時間に立ち会える機会は限られているため、拝観スケジュールを綿密に確認した上で足を運びたい。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。