大手旅行予約サイトのクチコミデータ、SNSの投稿、ネット掲示板に投稿された利用者の生の声を集約・分析すると、部屋釣り宿に対する評価は旅行者の属性によって鮮明に二分されています。
圧倒的な高評価を寄せているのは、小さな子どもを連れたファミリー層とシニア夫婦です。子連れの母親からは「通常の堤防釣りだと子どもの落水事故が怖くて片時も目が離せないが、ベランダ越しなら柵があり安全。子どもが飽きたら部屋のテレビを見せたり、昼寝させたりできるのが本当に助かる」という実体験に基づいた安堵の声が寄せられています。また、「船釣りのように激しい揺れがなく、船酔いで一日が無駄になるリスクがゼロなのが嬉しい」という声も目立ちます。
一方、本格派の磯釣り師やルアーマンからの評価はやや辛口です。「足元の水深が3メートル前後しかなく、大型青物を狙うような場所ではない」「手軽さは満点だが、ベテランにとってはサビキや穴釣りの延長線上で、少々物足りなさを感じる」といった声が上がっています。つまり、この宿に求めるべきは「極限のゲーム性」ではなく、「プライベート空間で味わうのんびりとした風情と団らん」であるという共通認識が浮かび上がってきます。