彼女の顔立ちの変化について語る上で避けて通れないのが、10代後半に発症した「右下顎骨嚢胞(みぎかがくこつのうほう)」という病気だ。これは顎の骨の中に液体が溜まった袋状の腫瘍ができる病気であり、放置すれば骨が破壊され、顔面の変形や激痛を引き起こす可能性がある。
ブレイクの真っ只中にあった彼女は、劇的な多忙のなかでこの病の治療に挑んだ。骨を削り、病変を切除する手術は、肉体的にも精神的にも計り知れない負担をもたらした。骨の一部を失ったことで、顎の噛み合わせや筋肉の付き方に影響が出たのは医学的にも必然の経過だったと言えるだろう。