梅田本店の閉店アナウンス時、公式Instagramには「移転先が決まり次第告知する」との旨が記載されていました。その後、パン業界関係者やファンの注目を集めたのが、兵庫県丹波篠山市での新たな展開です。船井高志シェフは新たなプロジェクトとしてDANQUISH(ダンキッシュ)に携わり、自然豊かな丹波の地で新たなパンの可能性を切り拓いています。
かつての「ROUTE271高槻本店」から梅田への進出が第一章・第二章だとすれば、丹波での試みは職人人生の集大成とも呼べる第三章です。都心部の雑踏を離れた丹波の地では、地元の澄んだ水、豊かな土壌で育つ有機野菜や丹波篠山特産の黒豆、平飼い卵など、一級の生産物とダイレクトにつながることができます。
2026年現在の新拠点では、かつてのような深夜労働を強いる膨大なアイテム展開ではなく、一つひとつの生地の発酵を丁寧に見守る製法が徹底されています。週末を中心に京阪神エリアからドライブを兼ねて訪れる旧来のファンも多く、梅田時代には難しかった「作り手と買い手の温度ある対話」が生まれる場所として親しまれています。