飛騨の地にこれほど壮大な美の殿堂が築かれた背景には、独自の歴史と哲学が存在する。宗教法人「崇教真光」の創始に関わり、文化創造に情熱を注いだ初代教主・岡田光玉の構想が、この施設の原点となっている。人類の起源を探求し、地球上の多様な文化や芸術をひとつの場所で融合・調和させるという壮大なビジョンが、施設全体の骨組みとなった。
展示を丹念に見て回ると、単なる宗教的シンボリズムを超えた「全人類共通の文化的遺産を次世代へと継承する」という普遍的な願いが伝わってくる。ここは特定の信条を提示する場所ではなく、文化と芸術を通じて人間性の根源に触れるために開かれた、開かれたエンターテインメント・アカデミアなのだ。