「自分でかわいいゴリラを描いてみたいけれど、どうしても厳ついモンスターになってしまう」とお悩みの方に向けて、プロのイラストレーターが実践するゴリライラスト簡単な描き方の骨子をステップ形式で解説します。意識すべきは「写実性を捨てること」と「丸みの強調」です。
【ステップ1:輪郭は「丸」と「末広がり台形」のドッキング】
まず、コンパスで描いたような正円ではなく、少し横につぶれた「おにぎり型の楕円」を描きます。これが頭部になります。そのすぐ下に、首を省略して、なだらかに広がる台形の胴体を直結させます。肩幅を広くしすぎず、雪だるまのようになだらかな丸みを持たせることが脱力感を出す極意です。
【ステップ2:顔のパーツは「下半分」に極端に寄せる】
ゴリラを描く際の最大の鬼門は「鼻と口」です。リアルに描こうとして鼻腔を大きく広げると、途端に威嚇的な表情になります。ここでのコツは、目・鼻・口の全パーツを顔の輪郭の「下側3分の1」のスペースにギュッと集めることです。目は小さな黒点、鼻は小さな「つ」を向かい合わせにしたような控えめな穴、口は小さく「ω」のような猫口にすると、一瞬で愛らしい幼顔に変貌します。
【ステップ3:手足と胸のボリュームは脱力ポーズで仕上げる】
腕は太く長く描くのがゴリラの特徴ですが、かわいさを極めるなら「短めの円柱」としてぽってり描きます。バナナを両手で大事そうに抱えさせたり、頭の上にちょこんと手を乗せたりするポーズを描き加えるだけで、誰が見ても微笑ましい手書きイラストが完成します。色を塗らずに黒のサインペン1本で仕上げれば、そのまま家庭や園で使えるゴリラ白黒ぬりえの下絵としても活用可能です。