湯西川の雪道に関して、初心者が陥りがちな誤解として「4WD車ならノーマルタイヤでも慎重に走れば辿り着ける」「チェーン規制が出ていなければ問題ない」という危険な認識があります。
栃木県警および道路交通法規上、積雪・凍結道路において滑り止め措置を講じない運転は公安委員会遵守事項違反の対象となります。四輪駆動車は発進時のトラクション性能には優れるものの、減速時やブレーキング時の制動距離は2WD車と何ら変わりません。車重が重いSUVほど下り坂のカーブで遠心力に負け、ガードレールへ接触する事故が多発しています。
また、「湯西川ダム周辺のライブカメラがクリアだから大丈夫」と判断するのも早計です。ダム周辺の平坦部と、温泉街奥部の山林に囲まれた日陰区間では気温に2〜3℃の開きがあり、日陰だけが強固に凍りついているケースが少なくありません。カメラに映らない局所的な路面変化を想定し、マージンを持った速度設計が求められます。