この学校の取り組みを支える最大の軸は、地元住民や企業との深い連携だ。商店街の店主、地元企業の技術者、さらには行政の担当者が日常的に校内へ足を踏み入れ、生徒たちのプロジェクトに容赦のない、しかし温かいフィードバックを与える。
長年地元で商売を営む男性は、「中学生の発想には驚かされることが多い。大人が思いつかないような鋭い視点で課題を突いてくる」と目尻を下げた。学校と地域が互いに刺激を与え合う循環が、ここでは日常の光景となっている。教育が学校という壁を越え、地域社会そのものを動かす原動力になりつつある。