ラケットスポーツの裾野は、競技者のシリアスな戦いだけに留まらない。往年の大ヒット作『テニスの王子様』をきっかけにラケットを握り、大人になった今も愛好家としてコートに立ち続ける層は厚い。そうしたカルチャー層から、日本テニス協会が主催・公認する公式トーナメントを転戦する本格派アスリートまで、あらゆるグラデーションの愛好者が同じフロアに交錯する。
硬式テニスと並び、近年のスペース拡大が目覚ましいのがバドミントンコーナーだ。アジア圏での圧倒的な人気と、目にも留まらぬハイスピードラリーに魅了された若年層が急増しており、シャトルの飛びやシャフトの柔軟性を追求する客層が専用ブースに押し寄せている。異なる競技でありながら、インパクトの瞬間にかける情熱は何ひとつ変わらない。