現在の玉置浩二の顔立ちを特徴づけている最大の要素は、計算された玉置浩二のメイクと眉毛のスタイリングです。近年の彼の眉は、眉山をしっかりと取った濃いアーチ型に描かれており、これがシルバーヘアとの鮮やかなコントラストを生み出しています。
日本人の多くは年を重ねると眉毛が薄くなり、顔全体の印象がぼやけてしまいがちです。しかし玉置浩二は、あえて眉を漆黒に近いトーンで描き足し、ステージライトの下でも表情が客席の隅々まで伝わるようにセルフプロデュースしています。この力強い眉と豊かな髭、そして艶やかな白髪の組み合わせが、彼特有のカリスマ的なビジュアルを完成させているのです。
一見すると「以前と顔が変わって別人に見える」と感じる人もいますが、これは整形による骨格変化ではなく、歌舞伎の隈取(くまどり)やロックオペラの舞台メイクにも通じる独自の美意識が生み出した視覚効果といえます。