ラテとオレの違いを混同する日本人はなぜ多い?カフェ文化2026年の新常識

ラテとオレの違いを混同する日本人はなぜ多い?カフェ文化2026年の新常識

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この混同の背景には、日本のカフェ文化特有の事情がある。第一に、スターバックスのメニュー表記の影響が大きい。スターバックスでは「カフェラテ」「カフェモカ」「キャラメルマキアート」などエスプレッソベースのドリンクが中心で、実は「カフェオレ」という名称のレギュラーメニューは存在しない。スターバックスに慣れた日本人にとって、ミルク入りコーヒー=ラテという認識が刷り込まれてしまった面がある。

第二に、コンビニ各社の商品展開も混同を加速させた。セブン-イレブン、ローソン、ファミリーマートのカウンターコーヒーでは、マシンで抽出したエスプレッソにミルクを注ぐ「カフェラテ」を主力商品として販売している。一方、チルドカップやペットボトルの棚には「カフェオレ」「カフェ・オ・レ」表記の商品が並び、こちらはドリップコーヒーやコーヒー抽出液に乳成分を加えたものが多い。つまり、同じコンビニの店内で「ラテ」と「オレ」が異なる製法で共存しており、消費者がその違いを意識する機会がほとんどないのだ。

2026年現在、コンビニ各社のラテ商品は、セブン-イレブンが「セブンカフェ カフェラテ」、ローソンが「マチカフェ カフェラテ」、ファミリーマートが「ファミマカフェ カフェラテ」として展開。いずれもエスプレッソ抽出のコーヒーにスチームミルクを合わせる本格派だが、ミルクの泡立ち具合やコーヒー濃度には微妙な差がある。編集部の実飲比較では、セブンはコーヒー感が強く苦味が際立ち、ローソンはミルクの甘みが前面に出てまろやか、ファミマはその中間でバランス型という印象だった。価格帯はホット・アイスとも税込180円〜220円前後で横並びだが、味の方向性は各社で明確に異なる。

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。