日本実業団陸上競技連合の公式リザルトによると、本大会も息をのむ大混戦となりました。前年大会で大会新記録(2時間15分53秒)を叩き出し初優勝を飾った三井住友海上をはじめ、資生堂、第一生命グループ、積水化学といったトップチームが安定したレース運びを披露。上位勢は序盤からハイペースを刻み、実力通りの強さを見せつけました。
しかし、プリンセス駅伝の真のドラマは中位から下位にかけての「16枠のボーダーライン」に存在します。過去の大会でも、トップと最終通過チームのタイム差はわずか数分。16位と予選落ちとなる17位の間には、わずか数秒、距離にして十数メートルの冷徹な壁が立ちはだかります。まずは2026年の上位通過チームおよび注目の当落ラインの攻防を整理します。
公式発表資料が示す通り、上位勢が2時間15分〜16分前後のハイスピードバトルを繰り広げる一方で、14位から18位付近までは常に団子状態で推移しました。中継所のタスキリレーごとに順位が激しく入れ替わり、TBSテレビの生中継カメラも終盤は画面を分割してボーダーラインの争奪戦に焦点を合わせる展開となりました。