公園の名称にもなっている「曼陀羅寺」は、後醍醐天皇の勅願によって西暦1300年代(元徳年間)に創建された由緒ある浄土宗鎮西派の大本山格寺院です。多くの観光客が藤棚の美しさに目を奪われがちですが、境内には国の重要文化財に指定されている正堂(本堂)や書院、貴重な寺宝が数多く保存されています。
単なる花見スポットとして消費するのではなく、700年近い歴史の重みを感じながら境内を巡ることで、景観の味わいは何倍にも深まります。さらに、藤のシーズンが終わる5月下旬から6月中旬にかけては、園内に植えられた約4,000株の紫陽花(アジサイ)が見頃を迎え、紫・青・ピンクのグラデーションが再び園内を満たします。混雑のピークを避けて静かに花を愛でたいリピーターには、紫陽花シーズンの来訪も強く支持されています。