拍動性のズキズキとした痛みが辛いときは、まず炎症部位を清潔な冷たいタオルや保冷剤(清潔なガーゼで巻いたもの)で軽く冷却するのが有効です。血管を収縮させて血流を落ち着かせることで、神経の興奮と痛みを一時的に緩和できます。温める行為や患部をマッサージする行為は、血行を促して炎症を激化させるため避けてください。
以下に挙げる症状が1つでも当てはまる場合は、自己治療の限界を超えています。速やかに皮膚科、あるいは形成外科を受診してください。
- 腫れの範囲が直径1cmを超えて急速に拡大している
- 患部周辺の皮膚だけでなく、鼻筋や目元、頬まで腫れや熱感が及んでいる
- ズキズキとした痛みが強く、睡眠や日常生活に支障をきたしている
- 37.5度以上の発熱や倦怠感、悪寒などを伴っている
- 市販の外用薬を2〜3日塗布しても腫れが全く引かない、または悪化している
医療機関では、原因菌をダイレクトに叩く経口抗菌薬(内服抗生物質)の処方や、必要に応じた消炎鎮痛薬の投与が行われます。化膿が限界に達して膿が溜まりきっている場合は、局所麻酔下で無菌的に小切開を施し、膿を安全に排出(排膿処置)することで、痛みを劇的に和らげつつ傷跡を最小限に抑える治療が受けられます。