この地域にまつわる暗い噂をエンターテインメントへと昇華させ、日本映画界に激震を走らせたのが2020年公開の映画『犬鳴村』だ。『呪怨』シリーズで知られる清水崇監督の手によって、土着の怪異と現代劇が見事に融合された。
主演の三吉彩花が見せる鬼気迫る演技と、東映株式会社が仕掛けた巧みな恐怖演出は観客を圧倒。興行収入14億円を超える大ヒットを記録し、Jホラーの復権を強く印象づけた。現在ではNetflixやAmazonプライム・ビデオなどの主要ストリーミングサービスを通じて世界各国へ配信されており、日本のローカルな怪談は国境を越えたカルチャーとして消費され続けている。