一連の騒動を受け、ソーシャルメディアや掲示板(X、5ちゃんねる、Yahoo!ニュースコメント欄)では連日激しい議論が巻き起こりました。フジテレビの野球関連の炎上とネットの反応を精査すると、批判の論点は大きく二分されています。
最も激しい非難を浴びたのは、地上波のワイドショーや情報番組に端を発する「バラエティ的ノリの過剰取材」です。「プライバシーを侵害してまで視聴率を取りにいく姿勢は報道ではなく覗き見だ」「大谷選手に新居を放棄させた責任は極めて重い」といった倫理面を突く声が殺到しました。SNS上では「#フジテレビ取材拒否」といったハッシュタグが拡散され、スポンサー企業への問い合わせを呼びかける過激な投稿も見受けられるなど、ブランドイメージへの打撃は計り知れないものがありました。
一方で、熱心なプロ野球ファンや長年の視聴者からは、まったく別の角度からの評価も根強く存在しています。その象徴が、CS放送「フジテレビONE」で放送されている伝統の『プロ野球ニュース』とヤクルト戦中継に対する高い信頼度です。
「地上波のワイドショー班とCSのスポーツ中継班は完全に別物。CSの中継陣や『プロ野球ニュース』の試合解説は、全12球団へのリスペクトに溢れていて今もナンバーワン」「余計な演出を削ぎ落とし、スコアブックを忠実に追うような真摯な野球中継はフジテレビONEでしか観られない」という擁護論も少なくありません。現場の職人気質が生み出す質の高い中継と、視聴率至上主義に走る地上波報道編成との乖離が、ファンの間で評価を二極化させる要因となっています。