マジックミラーとは、一方からは鏡として反射し、もう一方からは透明な窓のように向こう側が見通せる特殊な鏡の通称です。光工学の分野では「ワンウェイミラー」とも呼ばれますが、実は工学的にはハーフミラーと全く同じ構造を持っています。
一般的な鏡は、ガラスの裏面にアルミニウムや銀などの金属を厚く塗布し、光をほぼ100%反射させます。これに対し、マジックミラー(ハーフミラー)の構造は、ガラス表面に金属膜を極めて薄く蒸着させ、光の反射率と透過率が絶妙な比率(例:反射率50%・透過率50%、あるいは反射率70%・透過率30%など)になるよう作られています。
つまり、マジックミラー自体が片方向の光だけを遮断するような魔法の素材ではなく、光を「一部反射し、一部透過させる」半透明の板に過ぎないのです。