平べったい顔と間抜けにも見える表情。その裏に潜むのは、容赦のない「完全な丸呑み」の習性だ。彼らの頭骨は幅広く頑丈で、下顎には獲物を逃さないための鋭い牙状の突起(擬歯)が備わっている。魚類や甲殻類はもちろん、同居する他のカエルやネズミなどの小型哺乳類さえも、一瞬の躊躇もなく吸引するように呑み込んでいく。
危機を感じた際に見せる防御行動も圧巻だ。体を大きく膨らませて自らを巨大に見せ、口を大開にして「ギャー」あるいは「クワー」という鋭い威嚇音を発しながら突進してくる。ナショナル ジオグラフィックの特集や、NHKスペシャル「ダーウィンが来た!」をはじめとする自然ドキュメンタリーでも、この強烈な威嚇と貪欲な捕食シーンは幾度となく取り上げられ、視聴者に衝撃を与えてきた。