ネット広告などで見かける「座るだけで骨盤矯正」「歪んだ骨格が根本治療」といった過剰なキャッチコピーには注意が必要です。医療機関や理学療法士の知見に基づけば、骨盤座椅子自体に骨格構造を物理的に治癒させる医学的効果はありません。
骨盤サポート座椅子が果たす役割は、あくまで「座っている最中の骨盤の倒れ込みを防ぎ、正しい姿勢筋の使い方を体に学習させるサポート(教育器具)」です。器具に頼りきりになり、体幹のインナーマッスルを使わずに脱力した状態で寄りかかっているだけでは、姿勢の根本改善には繋がりません。
また、どれほど優れた人間工学チェアであっても、同一姿勢を2時間以上継続することは血流悪化を招き、筋肉の緊張を引き起こします。「1時間に1回は立ち上がってストレッチを行う」という行動習慣とセットで運用して初めて、その真価が発揮されます。