IT用語としての「スパムメール(迷惑メール)」の語源が、実はこの缶詰肉にあることをご存じだろうか。事の起こりは1970年代、イギリスBBCの超人気コメディ・スケッチ番組『空飛ぶモンティ・パイソン』の一幕だ。大衆食堂を訪れた夫婦が、すべてのメニューに「スパム」が強引に含まれていることに辟易し、周囲のバイキングたちが「スパム!スパム!」と大合唱して会話を遮るという爆笑コントが放送された。
「しつこく大量に送りつけられて邪魔なもの」という象徴になったスパムは、やがてインターネット黎明期に電子メールの連投行為を指す言葉へと転じた。2026年現在でも、Netflixなどの動画配信サービスで過去の名作アーカイブが手軽に見られるようになったことで、若者世代が「迷惑メールの元ネタってこれだったのか!」と新鮮な驚きをもって再発見する現象が起きている。