かぎ針編みのアラン模様は、アイテムの特性に合わせた糸選びと構造設計を行うことで、その魅力を最大限に発揮します。
■ アラン模様のトートバッグ・ポーチ
しっかりとした硬さとしなやかさを両立させるため、8号前後の太めのかぎ針と、コットンヤーンやウール混の並太〜極太糸の組み合わせがベストです。底面を楕円底または長方形の細編みで固く編み、側面からアラン模様の編み図へ移行することで、裏地なしでも中身が透けず型崩れしない強靭なバッグが完成します。
■ ハンドウォーマー(リストウォーマー)
手首から手の甲にかけてアラン模様を配置するハンドウォーマーは、冬のギフトにも人気のアイテムです。手首側は伸縮性のある「表引き上げ編みと裏引き上げ編みの1目ゴム編み風」でフィット感を高め、甲部分にケーブル模様を展開します。親指の穴を開ける位置で鎖編みを数目渡す減らし目・増し目の処理も、かぎ針なら容易に対応できます。
■ アラン模様のアランキャップ(ニット帽)
頭頂部に向けて減らし目を行う帽子では、模様を崩さずに目数を減らす工夫が必要です。ケーブルとケーブルの間の「裏引き上げ編み」や「細編み」の部分で目数を減らし、メインの縄編みラインを最後まで残しながらトップで一気に絞ると、既製品のような美しいシルエットに仕上がります。