初めて西宮エリアを検討する人が最も困惑するのが、各線の「西宮」を冠する駅の位置関係と運行形態です。直線距離で見ると、JR西宮駅と阪神西宮駅は約1キロ(徒歩約12〜15分)、JR西宮駅と阪急西宮北口駅は約1.5キロ(徒歩約18〜20分)離れており、日常的な徒歩乗り換えは現実的ではありません。
特に着目すべきは、鉄道アクセスの性質の違いです。JR西宮駅は快速停車駅であり、西宮駅から大阪(梅田)駅までの所要時間は快速で約12〜15分、神戸・三ノ宮駅へは約15分と東西双方へ極めてスピーディーにアクセスできます。ただし、最速達種別である「新快速」は通過するため、芦屋駅や尼崎駅での緩急接続を把握しておく必要があります。
一方、阪神西宮駅は全列車(直通特急・特急含む)が停車し、大阪梅田や阪神神戸三宮へ乗り換えなしでアクセス可能。阪神なんば線経由で大阪難波・奈良方面へダイレクトに直通できる点が大きな強みです。そして阪急西宮北口駅は、神戸本線特急で大阪梅田・神戸三宮へそれぞれ約12〜14分で結ぶだけでなく、宝塚方面・今津方面へ伸びる今津線が交差する屈指の十字ターミナルとして機能しています。