ディスプレイに表示される「+」マークの正体は、国境を越えて発信された国際電話の識別子だ。海外の知人や国際的な取引先を持たない人にとって、この着信はほぼ100%の確率で迷惑電話や詐欺グループからの接触と考えて差し支えない。
最大のリスクは、反射的な「折り返し電話」にある。着信履歴をタップして繋がった瞬間に発生する高額な国際通話料金や、自動音声ガイダンスによる個人情報の搾取、さらには特殊詐欺のアジトへと誘導される危険性が潜む。受話器を取らず放置した場合でも、相手側に「電波が通じる有効な番号」と認識され、名簿業者間で取引されるリスクが跳ね上がる。