夕刻を過ぎると、店内の空気感は昼の穏やかなカフェから、活気あふれるパブスタンドへとシームレスにシフトします。近年、大阪キタ界隈で定着しつつある梅田夜カフェ クラフトビールのムーブメントにおいて、同店はまさに先駆者的な役割を果たしてきました。
特筆すべきは、提供されるnito coffee&craft beerのクラフトビール種類の豊かさと鮮度管理です。常時4〜6タップ前後で展開されるドラフトラインナップは、箕面ビールや京都醸造といった日本を代表する実力派ブルワリーから、アメリカやヨーロッパの最先端クラフトシーンを牽引するインディペンデントなヘイジーIPA、サワーエールまで多岐にわたります。樽が空くたびに新たな銘柄へと入れ替えられるため、訪れるたびに一期一会の味わいに出会える仕掛けが施されています。
また、アルコールを好む人とカフェ利用者が同じテーブルで心地よく過ごせる「クロスオーバー感」も特異な点です。仕事帰りに軽くIPAを1杯煽るビジネスパーソンの隣で、友人とラテとカヌレを囲んで談笑する姿がごく自然に共存しています。この気負わないミクスチャー感こそ、堂島カフェバーおすすめの一角として同店が挙げられる決定打となっています。