ネット上の一部では「パク・シネは幼少期から英才教育を受けたエリート子役だった」と語られることがありますが、これは明確な誤解です。
もともと彼女が所属していた芸能事務所「ドリームファクトリー」は、韓国の著名ミュージシャンであるイ・スンファンが率いる音楽レーベルでした。当初の目標は女優ではなく女性ポップス歌手(アイドル)としてのデビューであり、ダンスやボーカルの過酷なレッスンに明け暮れる日々を送っていたのです。
しかし、事務所代表のイ・スンファンが彼女のミュージックビデオ撮影時に見せた「並外れた感情の集中力」と「豊かな表情変化」に気づき、「彼女は歌だけでなく、演技の世界で大成する器だ」と確信。演技指導を受けさせ、受けさせた最初のオーディションが『天国の階段』でした。
この転換がなければ、現在の「女優パク・シネ」は誕生していなかったと言えます。歌手志望として磨いたリズム感や発声、表現への鋭い勘が、結果として彼女のセリフ運びやドラマティックな感情表現に大きく寄与することになりました。