多くのサッカーファンが関心を寄せるのが、「兄・建英とプレースタイルは似ているのか」という点です。結論から言えば、兄弟でありながらピッチ上での役割やストロングポイントは明確に異なります。
久保建英が右サイドやトップ下を主戦場とし、鋭いドリブル突破とカットインからの決定打を得意とする「アタッカー」であるのに対し、弟・瑛史は中盤の底やセントラルハーフから試合を組み立てる「コンダクター(指揮者)」です。
瑛史のプレースタイルにおける特筆すべき強みは以下の3点に集約されます。
① 卓越した戦術眼とポゼッション力
プレッシャーの厳しいスペインのピッチでもボールを失わず、ワンタッチ、ツータッチでリズムを生み出すパスワークに定評があります。身体の向きや首を振る回数が非常に多く、常に最適な選択肢を選び取ります。
② フィジカルコンタクトとボール奪取能力
兄を上回る体格とリーチの長さを活かし、相手の攻撃の芽を摘む守備力も兼備。バスク特有のインテンシティ(プレー強度)の高さにも適応し、球際の競り合いで引かないタフさを備えています。
③ 広い視野からのミドル・ロングフィード
短距離のパス交換だけでなく、一発で局面を打開するサイドチェンジや前線へのスルーパスの精度が高く、チーム全体の攻撃を前進させる推進力を担っています。