どれほど卓越したテクニックがあっても、素材選びを誤れば仕上がりは台無しになる。全日本ラッピング協会に所属する指導員たちが口を揃えるのは、「リボンのコシと重み」の重要性だ。ペラペラの安価な化学繊維では、どんなに巧みに結んでも自重でへたり、悲しい結末を迎えてしまう。
そこで選択肢に挙げたいのが、パリのオートクチュール界でも絶大な信頼を集める日本のトップメーカー、株式会社木馬(MOKUBA)のリボンだ。その繊細な織りと絶妙な光沢感は、一度触れれば指先が違いを記憶する。特に上質な両面サテンリボンは、適度な厚みと滑らかさを兼ね備え、摩擦による結び目のホールド力が段違いに高い。
日常のDIYだからこそ、布地のクオリティに少しだけ投資してみる。それだけで、結び目に自然な陰影が生まれ、まるで老舗ブティックが誂えたかのような佇まいが宿るのだ。