雨温図の見分け方をプロが伝授!中学地理・高校入試を攻略する裏ワザ

雨温図の見分け方をプロが伝授!中学地理・高校入試を攻略する裏ワザ

雨温図の見分け方をプロが伝授!中学地理・高校入試を攻略する裏ワザにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。

中学地理で学習する「日本の6つの気候区分」は、闇雲に覚える必要は一切ありません。入試本番で焦らないためには、迷いを排除した雨温図 判別フローチャートを脳内に構築しておくことが鉄則です。判断の手順は、以下の3ステップで完結します。

最初に着目すべきは、年間で最も気温が下がる「最寒月(通常は1月)」の折れ線グラフの位置です。最寒月の平均気温が0℃未満(氷点下)まで大きく落ち込んでいれば、問答無用で「北海道の気候(冷帯)」と断定できます。逆に、最寒月の気温が15℃以上を保ち、冬でも凍えることがない常夏のグラフであれば「南西諸島の気候」に該当します。この段階で、極端な南北の2地域は一瞬で除外されます。

残る4つの地域を切り分ける第2の関門が「冬の降水量(12月〜2月)」です。グラフの横軸の両端にあたる冬の期間に棒グラフが高く突き出し、夏の降水量を凌駕するような「V字型」の雨温図を描いている場合、それは「日本海側の気候」に他なりません。シベリア高気圧から吹き出す北西の季節風が日本海で水蒸気を蓄え、脊梁山脈にぶつかって大雪を降らせるメカニズムがそのまま数値として表れているからです。

最後に残るのが「太平洋側の気候」「瀬戸内の気候」「中央高地の気候」の3つです。ここでは全体の降水量レベルを確認します。年間を通して棒グラフが全体的に低く、年降水量が1,000〜1,200mm程度にとどまる「少雨グループ」が瀬戸内と中央高地です。一方で、夏(6月の梅雨、8〜9月の台風シーズン)に降水量の巨大な山ができ、年間降水量が1,500〜2,000mm以上に達する豊かな雨のグラフが「太平洋側の気候」の特徴となります。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。