漢字能力検定(漢検)の最高峰である1級や、日本規格協会が定めるJIS漢字コードの世界に目を向けると、私たちが実際に学習・検定で向き合う高画数漢字の実態が見えてきます。
日本の漢和辞典や漢検1級レベルで実際に出題対象となる文字の中で、最も画数が多い部類には以下のような漢字があります。
- 64画:「𪚥」(龍を4つ、読み:テツ)=口数が多い、言葉巧みなさま
- 64画:「𠔻」(興を4つ、読み:セイ)=盛んなさま
- 52画:「鬱」(JIS第1水準、日常使われる常用漢字では最多画数の29画)を超える異体字群
- 48画:「龘」(龍を3つ、読み:トウ)=龍が飛び立つさま
日常の常用漢字における最多画数は「鬱(うつ)」の29画や「鑑(かん)」の23画ですが、漢検1級や古典文献の領域に入ると40画〜60画台の文字が姿を現します。これらは単なる画数の多さだけでなく、古代の哲学や自然現象への畏怖が込められた文字として、今日でも書道家や言語学者を惹きつけています。