あの決勝戦を語る上で、準優勝に終わったオズワルドとインディアンスの存在を忘れるわけにはいかない。特にオズワルドは、ファーストラウンドを圧倒的な1位で通過しながらも、最終決戦で錦鯉の「爆発力」の前に屈した。緻密に計算されたしゃべくり漫才と、予測不能なバカの力。あの対比は、漫才という伝統芸能が持つ多様性と奥深さを改めて世に知らしめることになった。
一方で、ノンストップでボケ倒し続けたインディアンスのスタイルも、お笑い界に強いインパクトを残した。静と動、知性と野生。それぞれが極限まで磨き上げた武器をぶつけ合う姿は、テレビの前の視聴者を釘付けにした。敗れはしたものの、彼らが残した爪痕は、その後の漫才シーンにおける多様なスタイルの共存を後押しすることになる。