彼岸入りを迎えたら、まず行いたいのが仏壇の清掃とお墓参りです。作法に厳格になりすぎる必要はありませんが、基本の手順と敬意を払った身だしなみを押さえておくことで、気持ちよく供養が行えます。
仏壇の飾り方とお供え物の選び方
彼岸入り前日までに仏具を磨き、ほこりを払っておきます。秋彼岸のお供え物の基本は「五供(ごく)」と呼ばれる線香・ろうそく(灯明)・花・水・飲食(お仏供)です。お花は菊やリンドウ、トルコキキョウなど秋らしい季節の生花を選び、トゲや毒のある植物、香りが強すぎる品種は避けるのが無難です。
お墓参りの手順と服装マナー
お墓参りは、彼岸期間中であればどの日に行っても問題ありません。一般的には中日に行く人が多いものの、混雑を避けて彼岸入り当日や初秋の穏やかな日を選ぶのも賢い選択です。
服装に関しては、法要などで僧侶を招く場合を除き、親族でのお墓参りであれば清潔感のある平服(普段着)で構いません。ただし、派手な原色や露出の多い服、毛皮やアニマル柄など殺生を連想させる素材は避けましょう。墓地は足場が滑りやすいため、歩きやすいスニーカーなどが適しています。
実家や親戚宅へ訪問する際の手土産と挨拶
お彼岸の時期にご実家や親戚宅を訪ねる際は、ご仏前にお供えできる手土産を持参します。個包装の和菓子や季節の果物、線香の詰め合わせなどが喜ばれます。のし紙は「御供」または「御仏前」とし、水引は黒白または双銀の結び切りを選ぶのが一般的です。挨拶の際は「お彼岸のお参りに寄らせていただきました」と一言添えてお仏壇に手を合わせましょう。